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国際博覧会歴史事典
   

国際博覧会歴史事典


国際博覧会歴史事典国際博覧会歴史事典著者 平野繁臣
発 行 株式会社UDジャパン
     (旧称株式会社内山工房)

問合先:株式会社UDジャパン
東京都港区港南2-12-27イケダヤ品川ビル3F
TEL 03-5769-0212 FAX 03-5460-0240


A5判 392頁 定価3500円+税
ISBN4 - 901173 - 01 - 4 C2001 3500E


大阪万博をはじめ、多くの国際博覧会をプロデュースしてきた
著者のライフワーク、
世界初の国際博覧会史刊行
  
貴重な国際的資料として、博覧会関係者の課題解決のヒントとして
国際博覧会は、時代の転換期に新しい産業・文化を生み出す重要な役割を果たしてきた。大きな時代の転換期にさしかかったいま、私たちは、環境との共生など幾多の課題を投げかけている愛知国際博覧会の開催を迎えようとしている。本書で博覧会の足跡を振り返ることで、いまの問題を大きな視野で考える貴重なヒントが見えてくる。関係各者の必読の書。巻末に国際博覧会年表掲載。

第一章 博覧会の起源
第二章 国際博覧会の誕生
第三章 花開く国際博覧会
第四章 十九世紀型国際博覧会の終焉
第五章 第二次世界大戦後の国際博覧会

第二部 国際博覧会と日本
第一章 国際博に初登場した日本
第二章 幻となった国際博の開催構想
第三章 開国以来の積年の夢を実現した「日本万国博」
第四章 沖縄の本土復帰を記念する「沖縄国際海洋博覧会」
第五章 多くの問題を露呈した国際科学技術博覧会
第六章 国際花と緑の博覧会・国際園芸博から特別博へ
国際博覧会年表/索引
発刊にあたって
通商産業省産業政策局博覧会推進 室長 山田尚義


著者略歴 平野 繁臣
1930年生まれ。立教大学卒業、同大学院修士課程修了。(株)現代芸術研究所代表取締役会長/日本イベントプロデュース協会理事長/(社)日本イベント産業振興協会顧問/(財)2005年日本国際博覧会協会評議員/イベント学会理事 他
東京工業大学、慶應義塾大学等の講師を歴任。各地の地域計画を手掛け、通産省・農林省・建設省・運輸省などをはじめ、国や地方自治体の委員を多数つとめる。日本万国博覧会(大阪)のテーマ展示サブプロデューサーを手始めに、オーストラリア(ブリスベーン)、スペイン(セビリア)、イタリー(ジェノバ)、韓国(テジョン)など各地の万国博の日本館総合プロデューサーとして活躍。
日本におけるイベントプロデューサーの草分け的存在。
主な著書『イベント富国論』『分権時代の地域経営戦略』など多数。

「国際博覧会の歴史をまとめてみようと思っているのですよ。」きらきらした瞳で、情熱的に、しかし穏やかな物腰で平野繁臣氏が語られたのは約1年前。博覧会のイロハから機能、構造等に至るまで丁寧に教えていただいた後のことでした。
 2005年の国際博覧会を愛知で開催することがBIE総会で決定したのは1997年6月。その3週間後、「博覧会準備を担当するように。開催日時と会場候補地、基本理念、それに来場予定者数は決まっている。これまで誘致に努力してきた人のリストもある。後は宜しく。」と命じられた私は「エッ??」。何しろ大阪万博でフジパン館に入館したことを覚えているぐらいしか知識がなかったのです。

 気を取り直して「まずは勉強」と思ったところで再度びっくり。万博といえば大イベント。参考資料はいくらでもあるだろうと思っていたのですが大違い。19世紀パリ万博を担った人々について描かれた名著や、万博と権力の関係に光を当てた良書(著者が高校の同級生なので宣伝しておきます)、更には読者がいることを考えているのか疑わしい公式資料集等はあるのですが、過去の万博について通史的、体系的に、しかも平易に記した書がないのです。
 途方に暮れたあげく、勧めに従って、秘伝口授の旅を始めました。ポイントを要領よく説明し、「後は考えればできるよ。楽しいぞ。」と朗らかに教えてくださったのが、職場の先輩堺屋太一氏。その笑顔を拝見している間は何とかなりそうな気がしたのですが、冷静に考えてみれば、才能が根本的に違うわけです。「考え」ても、できない。
 次に何人かの先達のお話を伺いました。いずれも含蓄に富んだ素晴らしいものですが、残念ながら、素人にはその一言の重みがわかりません。大変申し訳ない思いと絶望的な気分とが交錯していたところでお目にかかったのが平野氏でした。
 様々な博覧会を手がけてこられた豊富な才能と経験に加え、大学で教鞭を執られるような論理的な考察力をお持ちの方ですから、あたりまえのことですが、ともかく平明なお話をなさいます。「博覧会とは何か」「過去にどのような国際博覧会がどのように行なわれてきたのか」等のお話をうかがっているうちに、目から鱗の落ちる思いがするのです。これで味をしめ、何度となくお邪魔をしては教えを請うようになりました。
 愚問に対しても、まるで子供に諭すように(「実の子供にはそれほど優しくない」とのコメントも聞こえてきそうですが)、教えていただけます。夜分にお邪魔しても、素面のまま、快調にお話を続けられます。いつしか「自分でも博覧会に貢献できそうだ」という気持ちが湧いてきました。
 ところが次の危機到来。私自身はそれなりに知見を積んでいる気になったのですが、博覧会協会が作られたり、職場の組織が拡大したりして、次々と学習を必要とする仲間が増えてきたのです。最初は受け売りの説明をして格好をつけていたのですが、所詮は付け焼き刃。質問されれば、馬脚はすぐ現われ「…」。
 ところがこの危機も再び救われました。それが平野氏の「本を出す」というお言葉だったのです。爾来、新しい仲間には「今に平野氏の著作が出るから、それで勉強すると良いですよ」。
 ついに大著が出版されることを大変嬉しく思っております。いかにも平野氏らしい、事実に立脚した、おまけに年表までが付いている、何ともありがたい限りの、博覧会に携わる方々にとって待望の書と確信します。
 次には氏の計画通り、主観に溢れた書も出され、両書を通読することで博覧会像全体に迫ることができるようになることを楽しみにしております。                   
(本文まえがきより)


   
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